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第4日目
アジア博物館から寿城まで
 本日最初の訪問は皆生温泉から境港市に向かって10分ほど走ったところにあるアジア博物館・井上靖記念館です。ここは松林の中にあり、国道沿いにも関わらずとても落ち着いた雰囲気です。

長屋門
アジア博物館
井上靖記念館

入場料1,500円を払って門をくぐります(「長屋門」という立派な門です。施設全体が広大な庭園となっており、その中に点在するそれぞれにテーマがある建物を廻るということになります。


染織工房、絣館 まず、染織工房、そして絣館です。染織工房には古来からここらあたりに伝わる珍しい織物が並んでいます。予約をすれば藍染めの体験もできるんだそうです。残念!
からすてんぐイラスト
次の絣館に入るといきなりお船が!(「北前船」といいます)そして昔の紡績機が展示されています。この「浜がすり」というのは鳥取県の無形文化財なのだそうです。大陸の文化が海を越えて日本に入り、それが又独自の文化を創り上げていったことがよく分かります。 北前船
蒙古(モンゴル)館 資料展示
次に入ったのが「波斯(ペルシャ)錦館」です。ここには二千点にも及ぶ(らしい)ペルシャ錦が展示されています。実はペルシャ錦というものの実物を初めて見たのですが、すっごく綺麗で感動ものでしたよ。続いて蒙古(モンゴル)館です。フロアには牛がゲルを引いている大きな模型が展示してあり、先ずは圧倒されます。モンゴルの王様はこうやってゲルごと移動していたんですね。周囲にはモンゴルの風俗がわかるようにいろいろな資料も展示されています。

ゲル

ゲル
その次が井上靖記念館です。実は最初この施設に来たとき「なぜアジア博物館・井上靖記念館」なんだろうと疑問に思っていましたが、この記念館に入ってようやく疑問が解けました。言われてみればそうなのですが、井上靖さんはシルクロードに関わる著作が大変多いですよね。その昔「敦煌」とか「楼蘭」などを読みましたよ。内容はほとんど忘れましたが(汗)。かよこなんかはゲームで「蒼き狼」にはまっていたそうですし・・・この館には井上さんの書斎などが再現してあったり、彼が使っていた道具などが陳列してありました。
ここを出たところに本物のゲルが2棟たてられていました。モンゴルの首相から贈られたものだそうです。中に入って椅子に座ってつかの間「チンギスハーン」に思いを偲ばせました。

この他にも「迎賓館」や「山陰料理物産館」もあり、山陰ならではの食事もできるそうです。そして後で知ったのですが、敷地内全体が「染料繊維植物園」になっているのだそうです。どおりでいろんな草(失礼)が植えてあったわけです。入り口でパンフレットに目を通されることをおすすめします。もう1周しようかとも思いましたが、時間の関係もあるので次の目的地「夢みなと公園」に向かうことにしました。

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